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プリムローズ・リーグ : ウィキペディア日本語版
プリムローズ・リーグ
プリムローズ・リーグ(Primrose League)は、かつて存在したイギリス保守党の議会外組織。「宗教・国政・大英帝国の護持」を目的とする。19世紀末から20世紀初頭の世紀転換期にイギリス最大の政治組織となり、同時代の保守党長期政権を支えた。
== 結成の経緯 ==

ベンジャミン・ディズレーリの「トーリー・デモクラシー」の継承者を自任していた保守党の政治家ランドルフ・チャーチル卿ウィンストン・チャーチルの父)は、一般保守党員の声がもっと保守党執行部に汲みあがるよう保守党議会外組織の影響力を拡大させる改革に熱心だった〔小関(2006) p.63〕。
その一環でランドルフ卿は1883年11月17日に保守党の社交界の会合で新たな保守党議会外組織としてプリムローズ・リーグの結成を発表した。プリムローズの名はヴィクトリア女王がディズレーリの葬儀にプリムローズを「彼の愛した花」として贈ったことに由来する〔小関(2006) p.35-36〕〔。リーグの目的はディズレーリが目指した物、つまり「宗教、国制、大英帝国の護持」と定められた〔小関(2006) p.36〕。
既存の保守党議会外組織(NUCA)は自由党の同種の組織に比べて大衆を運動員として動員する能力が低かったので、これを憂慮したランドルフ卿はプリムローズ・リーグをNUCAより広い階層の大衆の意見をくみ上げる大衆運動組織にしようと考えたのであった〔小関(2006) p.66〕。
ランドルフ卿はソールズベリー侯ら保守党執行部から疎まれていたが、1884年7月26日のソールズベリー侯とランドルフ卿の協定によりランドルフ卿がNUCA議長職を辞することを条件にプリムローズ・リーグは党執行部から公認された〔小関(2006) p.64〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プリムローズ・リーグ」の詳細全文を読む



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