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プルタルコ・エリアス・カリェス : ウィキペディア日本語版 | プルタルコ・エリアス・カリェス
プルタルコ・エリアス・カジェス(、1877年9月25日-1945年10月19日)はメキシコの政治家、軍人。第40代大統領であり退任後も1936年まで傀儡の大統領を立ててメキシコを支配した。 == 生涯 == 1877年に貧困層に生まれた。父親はアルコール依存症だった。教師となりフランシスコ・マデロを支持し1910年に始まったメキシコ革命に参加し頭角を現す。 1915年にソノラ州の知事に任命され、閣僚を歴任したのち1924年に大統領に就任。対外的には油田を外国資本に与えないという方針を示すと、アメリカ合衆国からは共産主義者、ボリシェヴィキだと認識され、両国の対立を招いた。内政では公教育の整備、中央銀行の創立、軍隊の職業専門化など多くの改革をこころみた。1929年には国内の主要派閥をはじめて統合した政権党、国民革命党(制度的革命党の前身)を創設。 しかし、無神論者でありながらもフリーメーソンだったカジェスは教会を敵視して反カトリック主義の方針を鮮明(1917年の憲法でメキシコではカトリック教会の権限が縮小され、国家が教会に超越する体制が作られていた)にしてクリステロ戦争を引き起こし、この事件は流血沙汰となった(後にカトリック教会は犠牲者25人を列聖した)。 1928年の任期満了後も政界の黒幕としてメキシコを支配し続けたが、その間、労働組合は腐敗し農地改革などの改革も行われなかった。傀儡として擁立したラサロ・カルデナスと対立し敗れ1936年にアメリカに亡命。1941年に帰国して政界から引退した。1945年にメキシコシティで死去。
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