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プルーフ貨幣(プルーフかへい、)とは、流通を目的としたコインではなく、収集家用に特殊な処理を施したコインである。 元々は流通用のコインを作る前の段階での試鋳貨のことであった(切手収集の世界では とは試刷切手のことを言う)。現在では、コインの地肌が鏡面処理され、スクラッチ(擦り傷)やバッグマーク(当り傷)のないコインのことを言う。 == 歴史 == プルーフ貨幣はイギリスで17世紀には既に存在していたことが確認されているが〔貨幣学上最初のプルーフ貨幣とされるのは1662年銘のクラウン銀貨である。また、金貨としては1729年銘の5ギニー金貨が世界最初のプルーフ金貨である。〕、正確な起源は不明である。日本では明治時代の金銀貨幣において、イギリス人技術者の指導の下、鋳造機や刻印の様々なテストを行った際に試験的に製造され、アメリカのシカゴ博覧会に展示する硬貨として製造したのが公式な最初の例である。その後、新しい硬貨が発行されるごとに試験的にプルーフ貨幣の製造も試みられたが、本格的に製造が開始されたのは1987年 (昭和62年) からである。 日本では、記念硬貨のみに限らず、昭和62年より、通常貨幣においてもプルーフ貨幣が製造されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プルーフ貨幣」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Proof coinage 」があります。 スポンサード リンク
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