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プロセス制御ブロック(プロセスせいぎょブロック、Process Control Block、PCB)とは、オペレーティングシステムのカーネルにおいて対応するプロセスの状態を表すデータ構造。オペレーティングシステム (OS) によっては、保護された便利な配置としてプロセス毎のカーネルスタックの先頭部分にPCBが置かれる。 なお、OSによっては「プロセス」の代わりに「タスク」という用語を使う場合があり、その場合にはタスク制御ブロック (Task Control Block, TCB) と呼ばれるが、PCBと同じ物と考えてよい。 == 概要 == 実装は様々であるが、一般的にPCBは直接/間接に以下のような項目を保持する。 * プロセスを識別する番号(プロセス識別子、あるいはPID) * そのプロセスのレジスタ群の値、特に *: そのプロセスのプログラムカウンタの値 * そのプロセスのアドレス空間(の管理データ) * オープンしているファイルとソケットのリスト * プロセス・アカウンティング情報:プロセスが最近動作した時刻、これまでに消費したCPU時間の合計など コンテキストスイッチのとき、現在実行中のプロセスは一時停止し、他のプロセスが実行のチャンスを与えられる。カーネルは実行中のプロセスを停止し、そのときのレジスタの値をPCBにセーブし、新たに動作させるプロセスのPCBからレジスタに値をリストアする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プロセス制御ブロック」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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