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LPG自動車(エルピージーじどうしゃ)は、LPG(液化石油ガス、)を燃料とするオットーサイクルエンジンを原動機とした自動車である。LPG車、プロパン車、LPガス自動車とも呼ばれる。 == 概要 == LPG自動車は燃料にLPGを利用する自動車で、エンジンの基本構造はガソリンエンジンと差異はなく、燃料タンクや燃料と空気を混合する装置が大きく異なる。LPG自動車の製造あるいは製作を大きく分類すると、はじめからLPG自動車として自動車メーカーで製造される場合のほか、ガソリン車として製造、出荷された車両を自動車整備事業者等が改造する場合や、ディーゼル車として設計、製造された車両を製造元や改造施工業者が改造する場合に分けられる。 LPG自動車用の燃料として販売されるLPGはプロパンとブタンの混合物で、オートガス()とも呼ばれる。プロパンの割合は地域や季節に応じて30%から99%の範囲で混合される。常温において1MPa以下の比較的低い圧力で液化し、体積が250分の1となることからガス燃料としては可搬性に優れる。ハイオクガソリン(プレミアムガソリン)並みのオクタン価である。 燃焼時の発熱量当たりの排出係数は0.0590tCO/GJで、ガソリン(0.0671 tCO/GJ)や軽油(0.0686 tCO/GJ)よりも低く、 LPG利用を推進する団体により「化石燃料の中ではクリーンな燃料」として紹介されている〔。同一の車種で同一の積載量という条件の下で走行距離当たりのCOを比較すると、ガソリン車よりも約6 - 13%、ディーゼル車よりも約7%、CO排出量が少ないという調査結果も公表されている。 煤煙がほとんど排出されず、PM (粒子状物質)が測定限界以下であることや、NOx排出量が低いことも特徴である。 最初の排出ガス規制である昭和47年排出ガス規制では、ガソリンとLPGは分類されLPGの方が厳しい排出ガス規制となっている日本の排出ガス規制経緯 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「LPG自動車」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Autogas 」があります。 スポンサード リンク
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