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プロメテウスの創造物[ぷろめてうすのそうぞうぶつ]
『プロメテウスの創造物』(''Die Geschöpfe des Prometheus'' )作品43は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲したバレエ音楽。現在はもっぱら序曲のみが演奏される。 ==概要== ベートーヴェンは生涯で2作のバレエ音楽を残している(もう1作は「騎士のバレエ」WoO1)。作曲の詳しい経緯は知られていないが、振付師のサルヴァトーレ・ヴィガーノ(Salvatore Viganò)との密接な協力によってこのバレエ音楽が生まれ、1800年から1801年にかけて作曲された。同年の3月23日に、ウィーンのホーフブルク劇場で初演され、好評を博したと伝えられている。しかし現在は序曲以外ほとんど演奏されることはない。 ベートーヴェンはこのバレエをドラマと舞踊と音楽の緊密な結びつきを実現しようとし、当時彼がバレエ音楽として舞台にかけたとき、きわめてモダンな意図が秘められていた。そしてこの音楽は、当時既に詩人ゲーテとシラーのあいだで論議されていた、一種の「総合芸術作品」としての趣をもつ例となった。 ベートーヴェンは作品の中にあるプロメテウスの素材をその後も活用した。『交響曲第3番』、『エロイカ変奏曲』作品35などに、このバレエ音楽で用いた音楽的な素材を流用している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プロメテウスの創造物」の詳細全文を読む
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