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プローブ交通情報(プローブこうつうじょうほう)は、実際に自動車が走行した位置や車速などの情報を用いて生成された道路交通情報である。また車速から生成される渋滞・混雑情報以外に、ワイパーから天候情報、ブレーキから燃費情報とさまざまな情報生成が期待されている。 日本ではVICSから提供される道路交通情報が広く一般に普及しているが、主に道路のセンサーから速度情報を取得しているためセンサーのある主要道路に限って情報が提供されているため、提供範囲は交通量の多い道路・区域に偏りがちになる。 一方のプローブ交通情報の場合、実際に走行している車(プローブカーと呼ぶ場合がある)から情報を収集し道路交通情報を生成するため、主要道路ではない道路(県道や市町村道など)も含めた広範囲な道路交通情報の生成・提供が可能となる。ただし、道路上に設置されているセンサーによる情報ではないため、プローブカーが通らない道路などでは情報が提供されない場合がある。 == 情報提供事業者 == ;本田技研工業 :同社カーナビゲーションシステム向けインターナビ会員の走行データから生成した道路交通情報をそのユーザを対象に提供している。道路交通情報の元データとなる走行データの蓄積距離は自動車会社の中では最大。この独自の交通情報はフローティングカー情報と呼ばれる。 ;日産自動車 :同社カーナビゲーションシステム向けカーウイングス会員の走行データから生成した道路交通情報をそのユーザを対象に提供している。プローブ交通情報のない道路の状況を推定するリアルタイム推定補完技術を世界で初めて採用。 ;トヨタ自動車 :同社カーナビゲーションシステム向けG-BOOK会員の走行データから生成した道路交通情報をそのユーザを対象に提供している。DCMと呼ばれるカーナビに接続された通信モジュール経由で走行情報の取得、道路交通情報の提供を行っている。 ;野村総合研究所 :数千台のタクシーや携帯カーナビ利用者から収集した走行データをもとに、同社がiモード公式サイトやiPhone等で提供する携帯カーナビサービス、全力案内!で道路交通情報を提供している。2011年12月時点で、タクシーからのデータは北海道、宮城県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県エリアに対応し走行データの蓄積距離は最大規模。 ;パイオニア :同社スマートループ等の会員から取得した走行データから生成した道路交通情報をそのユーザを対象に提供している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プローブ交通情報」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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