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ヘッドアップディスプレイ : ウィキペディア日本語版
ヘッドアップディスプレイ

HUD
* コンピュータゲーム内で使われる場合は、画面に常に表示される情報のこと(UI)。
* 人間の視野に直接情報を映し出す手段。本項で詳述する。
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ヘッドアップディスプレイ(Head-Up Display、HUD、「ハッド」と発音する)は、人間の視野に直接情報を映し出す手段である。この技術は軍事航空分野において開発され、実験的にではあるがさまざまな分野に応用されている。類似にヘッドマウントディスプレイがある。
== 概要 ==

ヘッドアップディスプレイには以下の特徴がある。
* このディスプレイは大きく透明で、情報はヘッドアップディスプレイ利用者の通常の視界と重なって表示される。
* 情報は無限遠の点に結像する。この事により、コンマ数秒程度かかる「焦点を合わせ直す」という生理現象が、ヘッドアップディスプレイ利用者が外界から映像に視点を切り替える際に生じない。
ヘッドアップディスプレイを実現する最も一般的な手段は、透明な光学ガラス素子に画像を投影することである。以前はF-14戦闘機のように、風防に直接映像を投影する機種(改修前のA型など)も存在した。
もともとは、画像を投影する装置はブラウン管(Cathode Ray Tube、CRT)だった。投影装置として小型ディスプレイの技術が導入されている。小型ディスプレイは液晶ディスプレイ(LCD)、反射型液晶パネル(LCOS)、ホログラフィック光学素子などで構成されている。
当初、ヘッドアップディスプレイは戦闘機で導入され、後に低空飛行するヘリコプターなどにも導入されるようになった。パイロットには自機の速度や進行方向などの重要な情報が重なって見えるようになっており、飛行中に計器盤の計器に視界を切り替えることにより発生する、空間識失調や致命的なミスを防げるようになっている。
大型の輸送機や一部の旅客機などでも使用されている。戦闘機ではヘッドアップディスプレイと同様の情報をヘルメットに直接映し出すヘッドマウントディスプレイ(例えばJHMCSなど)に切り替わってきているが、ヘルメットの重量増加による首への負担増加が懸念されている。
また、銃器のダットサイトの中には、EOTech社やBushnell社のホロサイトなど、ヘッドアップディスプレイと同じ構造の物も登場している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘッドアップディスプレイ」の詳細全文を読む



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