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異核共存体[いかくきょうぞんたい] 異核共存体 (Heterokaryon) とは、同一の細胞内に複数の系統の細胞核を含む状態のものである。 == 概説 == 異核共存体(Heterokaryon)は、複数の単相核が同一の細胞内に共存し、それを維持している状態を指す。ヘテロカリオン、異核接合体とも言う。これに対して遺伝的に単一の核のみを含むものをホモカリオン(Homocaryon)という。生物一般としてはこの方が普通と考えられるから、異核共存体となるには特別な変化が必要である。そのような変化をまとめてヘテロカリオシス(Heterocaryosis)という。 このような現象は、菌類では比較的良く見られる。特に担子菌類のいわゆる二核菌糸は恒常的にこの状態にあるものである。それ以外の生物にも散発的に見られる。また、人工的な細胞融合でもこのような状態が現れた場合、こう呼ぶ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「異核共存体」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Heterokaryon 」があります。
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