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半接着斑[はんせっちゃくはん]
半接着斑(はんせっちゃくはん、ヘミデスモソーム、ヘミデスモゾーム、)は、上皮細胞が細胞外マトリックス(基質)の1つ基底膜に接着する接着装置の1種で、細胞結合の大枠の中の1つの接着装置に分類される。図1に典型例として、表皮の基底層(基底細胞層)(stratum basale, basal layer)にある基底細胞が基底膜に接着する装置を示す。皮膚だけでなく管空臓器の小腸、気管など身体のあちこちの上皮組織にある。 半接着斑は、接着斑(desmosome)の半分のような形をしている。それで、英語では、「desmosome」に「hemi」(「半分の」という意味)の接頭語をつけ「hemidesmosome」と命名された。日本語も英語に順じ、「半」接着斑である。なお、「desmosome」は、ギリシャ語の「desmo」(「結合、固く締めること」の意)と「soma」(「体、身体」の意)に由来している。 == 用語の注意 == 日本語としては、半接着斑よりヘミデスモソームという呼称の方が圧倒的に多用されている。半接着斑で通じない場合、ヘミデスモソーム(ヘミデスモゾーム)と言い(書き)換えることをお勧めする。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「半接着斑」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hemidesmosome 」があります。
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