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ヘルター・スケルター
『ヘルター・スケルター』(Helter Skelter)は、イギリスのロックバンド、ビートルズの楽曲である。 == 解説 == 本作は1968年に発表された2枚組アルバム『ザ・ビートルズ』に収録された。ポール・マッカートニーの作品。ポール・マッカートニーが騒がしい作品を意図して作った、ビートルズの楽曲の中でも極めて激しい楽曲である。"Helter Skelter"の意味は、イギリスだと遊具のすべり台のことだが、語句自体は「狼狽(する)」、「混乱(した)」といった意味も持つ(日本盤の対訳には、「しっちゃかめっちゃかだ」と書かれている)。ポールがこの曲を作るきっかけとなったのは、ザ・フーのピート・タウンゼンドが「ザ・フーの新曲『恋のマジック・アイ』は、これまでのどの楽曲よりも激しく妥協のない曲だ」と発言したインタビュー記事に触発されたため〔ただしポール自身は、ピートが何の曲のことを指しているのか未だに知らないという。〕。 担当楽器は、ポールがギター(フェンダー・エスクワイヤー)、ジョンがベース(フェンダー・ベースVI)。ジョージもギブソン・レスポールで参加している模様。ドラムスはリンゴ。ジョンがサックス、ロード・マネージャーのマル・エヴァンズがトランペットを吹いているが、ほとんど聴こえない〔『ザ・ビートルズ・レコーディング・セッションズ完全版』2009年、シンコーミュージック発行、マーク・ルイソン著、内田久美子訳、247頁。〕。 この曲のラストに発せられる絶叫はリンゴによるもので、"I've got blisters on my fingers."(指にまめができちゃった)と叫んでいる。実際、レコーディングに際して非常に激しくドラムスを叩いたため、リンゴの指にはまめができてしまったとされる。〔ただし、この絶叫はステレオ・ミックスのみに含まれており、モノラル・ミックスでは聞くことができない(ステレオ・ミックスは一度フェイド・アウト後にフェイド・インするが、モノラル・ミックスではフェード・インせず、次曲『ロング・ロング・ロング』となるため)。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘルター・スケルター」の詳細全文を読む
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