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ヘルマン・ツァップ : ウィキペディア日本語版
ヘルマン・ツァップ

ヘルマン・ツァップHermann Zapf, 1918年11月8日2015年6月4日)は、ドイツの書体デザイナー。これまでに多くの書体を世に送り出してきた。彼の妻はカリグラファーであり書体デザイナーでもある、グドルン・ツァップ=フォン・ヘッセ(Gudrun Zapf-von Hesse、旧姓がフォン・ヘッセ)である。
ツァップの仕事は、その優れたデザイン(Optima, Palatinoなどは特に有名)故に多くの尊敬を得た反面、数々のツァップ作書体の模倣品が生まれた。(よく知られていることだが、マイクロソフトの製品にバンドルされたBook AntiquaPalatinoの模造品である。)
ヘルマン・ツァップのデザインした書体として以下のようなものがある
: Aldus, AMS Euler, Aurelia, Edison, Kompact, Marconi, Medici Script, Melior, Michelangelo, Optima, Palatino, Saphir, Vario, ITC Zapf Book, ITC Zapf International, Sistina, ITC Zapf Cancery, ITC Zapf Dingbats, Zapf Renaissance Antiqua, Zapfino
== 若年期 ==
ヘルマン・ツァップは動乱の時代にドイツのニュルンベルクに生まれた。ツァップが生まれた頃、ドイツではベルリンミュンヘンでのドイツ革命第一次世界大戦ヴィルヘルム2世の亡命、そしてクルト・アイスナーによるバイエルン共和国設立などが起こっていた。加えて、1918年から1919年にかけて流感が大流行し〔ツァップの兄弟2人が死亡している〕、その後は飢饉がドイツを襲った。ツァップが1925年に毎日食事が提供されている学校に入学する際には母親は安堵したという。この政策は、後にアメリカ大統領となるハーバート・フーバーによるものであった。
在学中、ツァップは主に技術科目に興味を抱く。彼の愛読書にはDas neue Universum ("The New Universe") という科学雑誌があった。彼と兄は電気を使って鉱石ラジオを作ったり、家の警報システムを作ったりと実験を行った。また、幼い頃から既にツァップは書体に親しんでおり、兄との秘密のやりとりの為に暗号文用のアルファベットを創作するなどしていた。
ツァップは1933年、電気工学の道に進む為に学校を出た。ツァップの父は、設立されたばかりのナチス政権下のドイツと問題を起こしてしまい、不幸にも失業し、労働組合を巻き込んでダッハウ強制収容所に短期間ではあるが収容されていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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