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ヘレスポントスの戦い[へれすぽんとすのたたかい]
ヘレスポントスの戦いは小アジア北西部のヘレスポントス近郊にて起ったディアドコイ戦争の会戦である。エウメネスとクラテロス・ネオプトレモス連合軍が戦い、エウメネスは両者を敗死させた。 == 背景 ==
紀元前323年のアレクサンドロス3世の死後、家臣の一人ペルディッカスが帝国摂政の座に就き、権力を握った。彼に対し、アンティパトロス、クラテロスをはじめとするマケドニアの家臣は警戒心をつのらせ、ついには反ペルディッカス同盟を結び、対立姿勢を示した。それに対し、ペルディッカスはまずその中のプトレマイオスを滅ぼさんとエジプトに向かった。一方、反ペルディッカス派の矛先はペルディッカス派と目されていたエウメネスにも向けられ、クラテロスはペルディッカスを裏切ってエウメネスと戦ったものの敗れて落ち延びてきたネオプトレモスを加え、エウメネスに挑んだ〔ディオドロス, XVIII. 29〕。ネオプトレモスは以前より文官出身のエウメネスを馬鹿にしており、彼がペルディッカスのもとから離れたのも、エウメネスの指揮下に入ることを拒んだためであった〔プルタルコス, 「エウメネス」, 1, 5〕。
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