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ヘースティングズ・ラシュドール : ウィキペディア日本語版
ヘースティングス・ラシュドール
ヘースティングス・ラシュドール(Hastings Rashdall、1858年6月24日 - 1924年2月9日)は、アメリカ合衆国道徳哲学者神学者歴史家であり、敬虔な聖職者でもあった。理想的功利主義論についての検討や、中世大学の歴史研究で有名。彼の著した『大学の起源:ヨーロッパ中世大学史』は、中世ヨーロッパの大学研究を体系化した最初期の本で、欧州の大学全体を包括した記述があるため、現在も広く参照される。
==生涯==
1858年、英国教会の聖職者の長男として誕生。1871年にハーロー校(リンク)に入学、1877年オックスフォード大学ニュー・カレッジに入学。そこで文学士号を獲得。その後St David's University College、University College, Durhamに在職し、1888年~1895年オックスフォード大学ハートフォード校のフェローを務める。そして1895年ニュー・カレッジのフェローとなり、残り22年間の研究生活をそこで過ごした。また、1905年にはConstance Makinsと婚姻している。晩年の彼は、大学改革にも貢献し、女子学生のオックスフォード大への入学支援、チューターの待遇改善などの取り組みも行った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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