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ザ・ベイカー・ブラザーズ(The Baker Brothers)は、イギリス出身のジャズ・ファンクバンド。 兄ダン(フェンダー・ローズ、ハモンド・オルガン、ギター、ヴァイオリン)と弟リチャード(ドラム、パーカッション)のベイカー兄弟とクリス・ペドリー(ベース、ギター、フェンダー・ローズ、トランペット)のトリオ編成としてスタートした。また、サブ・メンバーとしてポール・ヤング(サックス)がサポートしている。 2010年にダンはメンバーから外れ、新ギタリストにジェフ・レイを迎えた。〔公式サイト Gigs/News 21/4/2010 〕。2011年にはリチャードも離れ〔公式サイト Gigs/News 5/7/11 〕、クリスを中心としたバンドになった。 == 来歴 == 兄弟のダン・ベイカーとリチャードは親の理解もあり、幼い頃より音楽の教育を受けていた。ダンはキーボードを中心としたいくつかの楽器を習得したのに対し、リチャードはドラムを一筋に演奏していた。ダンは初期の頃はベーシストとして活動していた。クリス・ペドリーはイギリス・キャンフォード生まれ。初期はドイツのジェイムズ・ラストのトリビュートバンドの一員として活動していた。在籍中にリチャードと会う機会があり、これがバンドの結成へと繋がった。 2003年にデビュー・アルバム''Ten Paces''をリリース。2005年には、イギリスの「ジャズ・カフェ」での模様を収録したライヴ・アルバム、''In with the out-crowd''をリリース。翌年にリリースされた、2枚目のスタジオアルバムとなる、''Bakers Dozen''には歌手のヴァネッサ・フリーマンが参加している。 2004年、2005年と来日公演もしており、2006年11月に「渋谷クラブ・クワトロ」で、このライヴ模様を収録した''Hot Cakes: Live In Japan''を国内盤のみP-Vineよりリリース。このライヴではボストン・ホーンズと共演しており、ボストン・ホーンズ名義のこのライヴのアルバム''Live from Tokyo''には2バンドが共演した"Gonna Have a Funky Good Time"が収録されている。2006年4月に地元ボーンマスで収録したライヴDVD、''Fortissimo!: Live At The Opera House''もリリースされている。 2008年にリリースされた''Transition Transmission''はヴォーカル曲も多く、ソウル色の強い作りとなる。 2010年4月より日本ツアーが予定されていたが、ダンが音楽性の違いと家庭事情によりバンドから外れる。新ギタリストにジェフ・レイを迎え、7人組バンドとして、4月下旬よりタルクとともに日本ツアーを行った〔。このツアーにはオルケスタ・デ・ラ・ルスのパーカッショニスト、江川ゲンタも参加。11月にはこの時の「モーション・ブルー横浜」で録音されたライヴ・アルバム''Silver Bullets -Live at Motion Blue Yokohama-''を発表。 2011年には新体制のメンバーでアルバム''Time To Testify''を発表。来日予定も発表されたが、7月にリチャードが脱退したことを表明〔、これによりクリスを実質的なリーダーとしたバンドになった。 また、脱退後のダンは自己一人で演奏をこなすソロ・プロジェクト、ダン・ベイカーズ・ワン・マン・バンド(Dan Baker's O.M.B)を開始し、2010年12月にアルバム''Monophonic Orchestra''を発表〔ダン・ベイカー O.M.B | @Victor Entertainment 〕。2011年3月に来日ツアーを行う予定だったが、東日本大震災の影響で公演は7月に延期された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベイカー・ブラザーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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