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『ベイマックス』(原題:''Big Hero 6'' ''「 ビッグ・ヒーロー・シックス」'' )は、2014年のアメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーション・アクション・ファンタジー映画である。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作で、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品としては54作目となる。ディズニーのアニメ映画としてはマーベル・コミックの登場人物を主人公とする初めての作品である。 原案は6人の日本人スーパーヒーローを主人公としたマーベルコミックのアメコミ作品『ビッグ・ヒーロー・シックス』〔Disney Throws Out the Marvel Rulebook for 'Big Hero 6' 〕。 第87回アカデミー賞の長編アニメ映画賞などを受賞。短編アニメ映画の『愛犬とごちそう』(アカデミー短編アニメ賞受賞作)が同時上映された。 == 概要 == 映画化に際し、設定は原作から大きく変更されている。2009年にディズニーがマーベル社を買収したあと、マーベルコミックの中で映画化できそうな作品を探しているときに、監督のドン・ホールがデータベースの中から同作を発見した。 掲載時にさほど人気が出なかったため、マーベル社のスタッフからも忘れられていた作品であった。ホールも初めて知る作品だったが、タイトルと日本的要素に魅かれ〔‘Big Hero 6’ recasts San Francisco, Tokyo in the future inquirer, November 3rd, 2014〕、プロデューサーのジョン・ラセターに話を持っていき、ディズニーアニメに合う内容に変更されて脚本が創作された。原作では初期チームメンバーとして登場していたサンファイアとシルバー・サムライについては、マーベルコミックの『X-メン』シリーズを映画化している20世紀フォックス社が権利を持っていたため、登場させられなかった〔シルバー・サムライは『X-メン』シリーズのスピンオフ映画『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013年)に登場。〕。 映画化に際し、作品の舞台が東京から、東京とサンフランシスコを混ぜ合わせた未来の架空の都市「サンフランソウキョウ」へと変更され、チームメンバーも多人種の混成チームとなった。ロボットのベイマックスも原作ではドラゴン風の顔を持つ人造生命体だが、映画では看護ロボットへと改変されている。ストーリーも超能力を持ったヒーローが悪を倒すのではなく、メンバーのそれぞれが自身の能力を活かして協力する姿や主人公を取り巻く友情や家族愛に、力点が置かれている〔Big Hero 6 Is Smart, Fun and Exciting (Review) Comicbook, 11/01/2014 〕。 日本的要素が多く散りばめられ、スタッフによって撮影された東京の風景が数多く取り入れられており、日本の立体看板なども採用されている。ベイマックスの頭部は神社の鈴をモチーフにしている。イラストレーターのコヤマシゲトがキャラクターデザインに参加しており、ベイマックスの戦闘モードの角などに面影が残っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベイマックス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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