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ベクター・M12 : ウィキペディア日本語版
ベクター・M12[べくたーえむ12]

ベクター・M12()とは、ベクター・モーターズ社によって設計生産された自動車である。
== 概要 ==
M12はベクター・モーターズで計画され、90年代初頭のうちに発売が予定されていた。しかしベクター・モーターズが当時ランボルギーニの親会社であったインドネシアのセトコ・グループから敵対的買収を受けて経営が創業者のゼラルド・ウイーゲルからセトコ傘下のメガテック社へと移り、計画が一時中断された。
M12は紆余曲折の末、買収によるいくつかの計画変更を受け、1995年にデリバリーが開始された。M12はセトコ系列傘下となった後に販売された最初の車両となった。
ベースとなったのは1992年のジュネーブ・オートショーで発表されたコンセプトカー「AWX3」で、コンセプトカーの時点では先代のW8から発展させた自社製の横置き7リッターV型12気筒エンジンが搭載されていたが、市販モデルはランボルギーニ・ディアブロの 5,707 cc エンジン = 5.7L ランボルギーニ V型12気筒を縦置きに搭載していた。M12はランボルギーニ製エンジン搭載の都合によりAWX3よりも全長が延長され、AWX3よりもやや前方にコックピットがレイアウトされた。 M12は0-60マイル加速(0-100km/h)は4.8秒で、最高速度は時速189マイル(304キロ)となっている。
ボディは鋼管チューブラースペースフレームで、ボディパネルはカーボンファイバー製。ドアは先代のW8同様にガルウイングを採用している。車の平均価格は184,000ドル(米ドル)1,695 万円であった。これは同時に販売され同じエンジンを積んだランボルギーニ・ディアブロよりも安価であった。
M12は当初月販3台程度の生産を見込んでいたが需要が大きく下回り、1999年には経営悪化のためランボルギーニへ支払うエンジン代が捻出できなくなり、そのまま製造を終了した。総生産数はわずか18台にとどまった。このうち4台はモータースポーツ向けのプリプロダクションモデルとなり、実際に市販されたのは14台であった。
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