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ベダリアテントウ
ベダリアテントウ(学名 ''Rodolia cardinalis'' Mulsant, 1850)は、テントウムシ科の甲虫である。柑橘類を害するワタフキカイガラムシの天敵で、原産地のオーストラリアのほか全世界の柑橘類栽培地域に生息する。和名のベダリアは、英語の vedalia beetle、vedalia ladybird に由来する。 == 輸入と分布 == 一般の人にはナナホシテントウほど有名ではないが、ベダリアテントウは農作物の害虫に対する生物的防除の歴史ではとても有名なテントウムシである。19世紀後半のオーストラリアからアメリカへの導入が、この防除手段の一大画期になった。続く数十年のうちに世界中の柑橘類栽培地域に導入され、19世紀末に柑橘類栽培の最も恐ろしい災厄とみなされていた害虫を劇的かつ決定的に退治した。 現在ベダリアテントウはすべての大陸に広がっている。南北アメリカ(アメリカ合衆国、中央アメリカ、カリブ、ベネズエラからチリ・アルゼンチンまでの南アメリカ)、ヨーロッパ(イベリア半島、フランス、イタリア、バルカン半島、ロシア)、アジア(日本、インド、フィリピン、台湾、シベリア)、アフリカ(マグリブ、南アフリカ)、オセアニア(ハワイ、グアム)と原産地のオーストラリアである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベダリアテントウ」の詳細全文を読む
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