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ベトナム共和国空軍[べとなむきょうわこくくうぐん]
ベトナム共和国空軍( – KLVNCH, 英語:Vietnam Air Force - VNAF)とは、1955年から1975年までベトナム共和国(南ベトナム)が有したベトナム共和国軍の空軍である。その起源はベトナム国時代にフランス軍による教育を受けた少数のパイロット達まで遡り、1974年頃までには世界第6位の戦力と規模を誇る空軍に成長を果たした。1975年のサイゴン陥落後に解体され、将兵の多くはアメリカに移住した。 ==歴史== 1949年3月、ベトナム国のバオ・ダイ皇帝はフランス軍に対して航空戦力編成に関する援助を公的に要求した。この背景には、第二次世界大戦中にフランス空軍にてB-26の操縦士を務めたグエン・ヴァン・ヒン中佐らによる圧力があったという。1952年3月、ニャチャンに航空訓練学校が設置され、翌年には陸軍航空隊としてMS.500多用途連絡機による2個飛行隊の編成が行われた。1954年にはMD 315輸送機が少数ながら配備され、航空訓練学校のパイロット候補生らはより高度な訓練を受けるべくフランスへ送られるようになる。1954年5月、ディエンビエンフーの戦いでの大敗を経て第一次インドシナ戦争におけるフランスの敗北が確定的なものとなった。1955年1月31日、独立した空軍の設置が行われる。1956年ごろまではフランス人軍事顧問も多く残留しており、この頃に引き渡された69機のF8F戦闘機は1950年代のベトナム国及びベトナム共和国における主力戦闘機として活躍した〔Grandolini, Albert ''Indo-Chinese Fighting 'Cats: Grumman's Superb Bearcat in Vietnam'' Air Enthusiast #70 July-August 1997 pp. 12-21〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベトナム共和国空軍」の詳細全文を読む
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