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ベトナム語 : ウィキペディア日本語版
ベトナム語[べとなむご]


ベトナム語(ベトナムご、)は、ベトナム社会主義共和国の総人口のおよそ 87% を占めるキン族母語であり、ベトナムの公用語である。キン語安南語ともいい、ベトナムの少数民族の間でも共通語として話されるほか、中国台湾など周辺諸国のキン族/ジン族アメリカ合衆国フランスなど在外ベトナム系移民によっても話される。
== 歴史 ==
東南アジア大陸部の言語は、通常インド文化の影響を強く受けているが、ベトナム語は例外的に日本語朝鮮語チワン語などと同様に中国語漢字文化の強い影響を受けている。
現在のベトナムの北部は、によって象郡が置かれて以来、中国の支配地域となった。この地を含む華南は「百越」と総称される諸民族が住んでいた地域で、そのひとつが、現在のキン族の祖先であった。「ベトナム ()」は漢字で書けば「越南」であり、現在の浙江省周辺にあった国の南にある地域のために「越南」と呼ばれた。
しかし、系統的にはシナ・チベット語族タイ・カダイ語族ではなく、オーストロアジア語族に属すると解することが一般的である。この説に従えば、話者数でクメール語(カンボジア語)を上回るオーストロアジア語族で最大の言語ということになる。また、中国語などの言語の影響を受け、声調言語になった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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