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ベヘン酸(ベヘンさん、behenic acid)は、C21H43C(=O)OH という示性式で表される直鎖飽和脂肪酸である。 ワサビノキから採れるモリンガ油の9%を占めており、この植物の根が収穫される月である、イラン暦のバフマンから名前が採られた。 ベヘン酸は菜種油やピーナッツ油に含まれる成分の1つである。アブラナやピーナッツの種子だけでなく殻にも含まれており、ピーナッツ殻1トン当たり約 6 kg のベヘン酸が含まれている。 食用油の成分中では、オレイン酸などよりも吸収されにくい。生物学的利用能は低いものの、血中コレステロール量を上昇させる作用があるため、過剰摂取に注意する必要がある。 ショートニングの原料となり、食品としての有用性が高い。 工業的には整髪料にも使われている〔USDA Scientists Find Treasure in Peanut Skins 〕。 カルボキシル基を還元するとドコサノールになる。 ==出典== 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベヘン酸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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