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ウルトラマンベリアル

ウルトラマンベリアル は、円谷プロ制作の特撮作品『ウルトラシリーズ』に登場する架空のキャラクター。2009年公開の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で初登場した。
== 概要 ==
ウルトラの星の長い歴史の中で、ただ1人の暗黒面に堕ちた悪のウルトラマン。レイオニクスでもあり、レイブラッド星人の手により100体以上の怪獣を操れるギガバトルナイザーを与えられ、それをロッドやバズーカのような武器として扱う。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では単体での光線技などは一度も使っておらず、行使される攻撃技はすべてギガバトルナイザーからによるものである。
かつてはウルトラ大戦争で活躍したウルトラの父の戦友であったが、エンペラ星人の悪の力に惹かれ、そしてウルトラの父が宇宙警備隊初代隊長に任命された事によりプライドを傷つけられたため、強大な力を求めるようになった。自らを強化するためにプラズマスパークのコアを狙ったが、その強烈なエネルギーに耐え切れず失敗、M78宇宙警備法違反により光の国を追放される。
その後、宇宙を彷徨っていたところに現れたレイブラッド星人によってレイオニクスの能力を与えられて、邪悪なウルトラ戦士へと貌変。怪獣軍団を率いて復讐のために光の国を襲撃してベリアルの乱を引き起こすが、ウルトラマンキングに阻まれ、宇宙牢獄に閉じ込められた。しかし、ギガバトルナイザーを手に入れたザラブ星人の手によって数万年〔ベリアルの最強ルームでベリアル自身が執筆した(という設定の)獄中日記の日付によると、本編開始から457542年と4日(ザラブ星人が来るまで)ぶりに復活したことが書かれているが、映画とは矛盾が生じている(ベリアルの乱の時代にゾフィーが登場しているため)。ベリアル様の獄中日記 参照。〕ぶりに脱獄し、光の国への逆襲と全宇宙の支配を企てる。
かつては多くのウルトラ族と同様、赤と銀を基調としたアーリースタイル〔この名称は食玩「HDM創絶ウルトラマン ベリアルの逆襲編」のフィギュアにて初出。以降は各メディアでもこの呼称が使われている。〕と呼ばれる姿だったが、レイオニクス化後は体色が黒と赤に染まり、カラータイマーの光は紫色に変化、体格は筋肉質になり、手は鋭い鉤爪状となり、目つきは釣り上がって口も大きく裂けた凶悪な姿となっている。声もアーリースタイルの頃はやや高い声だったが、変化後は低くドスの効いたものとなっている。
ザラブ星人いわく暗黒のウルトラ戦士光の国が生んだ最強・最悪のウルトラマンで、そのザラブ星人を容赦なく瞬殺し、またウルトラウーマンベスを盾にしてウルトラマンパワードのメガ=スペシウム光線を凌いだり、ウルトラ戦士を攻撃する際に配下の怪獣軍団の一部も平気で巻き添えにし、レイモンを暴走させてウルトラ戦士と同士討ちをさせようとするなど、性格も凶悪で残酷かつ卑劣で無慈悲。自らの強さに絶大な自信を持っている。
主にギガバトルナイザーを使った攻撃技を駆使するが、自身のパワーや格闘術も相当なもので、宇宙警備隊の隊員達の光線を素手で弾き、片手でウルトラマンタロウを軽々と持ち上げ、光の国のウルトラ戦士達をことごとく一蹴した。終盤戦では駆け付けたウルトラマンダイナをも圧倒、ウルトラマンゼロとも互角に渡り合った。だが、ギガバトルナイザーを奪われてからは終始劣勢であり、ゼロツインシュートを受けて溶岩に転落する。
だが、怪獣墓場の怪獣や宇宙人などの怨念を取り込み、ベリュドラと化して再びウルトラ戦士達に襲いかかったが、ゼロのプラズマスパークスラッシュでとどめを刺され、同時にギガバトルナイザーも爆発四散する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウルトラマンベリアル」の詳細全文を読む



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