翻訳と辞書 |
ベリー公のいとも豪華なる時祷書 : ウィキペディア日本語版 | ベリー公のいとも豪華なる時祷書[べりーこうのいともごうかなるじとうしょ]
ベリー公のいとも豪華なる時祷書(ベリーこうのいともごうかなるじとうしょ、')は、中世フランスの王族ベリー公ジャン1世が作らせた華麗な装飾写本である。)は、中世フランスの王族ベリー公ジャン1世が作らせた華麗な装飾写本である。 == 概要 == 多くの写本を集めたベリー公ジャン1世(1340年 - 1416年)の依頼で15世紀始めにランブール兄弟(リンブルク兄弟とも)によって制作が始まったが、1416年にベリー公とランブール兄弟が死去したため一時中断し、15世紀の終わりになって完成した。シャンティイ城のコンデ美術館の図書館に所蔵されている(非公開)。羊皮紙206葉で、1頁のサイズが29x21cm。 時祷書とはキリスト教徒が用いる聖務日課書で、祈祷文、賛歌、暦などからなる。私的なものであり、各人が趣向をこらして作成することがあった。中でも「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」は国際ゴシックの傑作でもあり、最も豪華な装飾写本として評価が高い。 ベリー公が制作させた(または制作を開始させた)時祷書は6部以上現存している。他にメトロポリタン美術館所蔵「ベリー公の美わしき時祷書」(')というのもあり、この方が早く(1413年以前)制作され、ランブール兄弟が完成させている。また、「ベリー公のいとも美わしき聖母時祷書」はトリノ市立図書館とパリ国立図書館に分蔵されているが、ヤン・ファン・エイク作の画を含むと推定され、美術史上重要である。)というのもあり、この方が早く(1413年以前)制作され、ランブール兄弟が完成させている。また、「ベリー公のいとも美わしき聖母時祷書」はトリノ市立図書館とパリ国立図書館に分蔵されているが、ヤン・ファン・エイク作の画を含むと推定され、美術史上重要である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|