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『ベルリン飛行指令』(ベルリンひこうしれい)は、佐々木譲による日本の小説作品。第二次大戦三部作のひとつである。 「太平洋戦争開戦前夜、極秘裏に大日本帝国海軍からナチス・ドイツに零式艦上戦闘機が飛行していた」という謎を追うライターが書いたドキュメンタリーの体裁をとった航空史IF小説である。 == 概要 == 太平洋戦争開戦前夜、ドイツ空軍はバトル・オブ・ブリテンにて自軍の戦闘機の航続距離の短さに苦汁を舐めることとなった。ヒトラー総統は日独伊三国軍事同盟を結んだ日本に対し航続距離の長い零式艦上戦闘機のライセンス生産をドイツで行うことを持ちかけ、性能評価のために数機を購入することを希望。ドイツとの関係を重視した海軍上層部はそれに応えるため零式艦上戦闘機をドイツまで輸送することとなった。 海軍士官である大貫と文官の山脇はその計画を担当することになる。しかし、イギリスの海上封鎖が予想されるため船舶での輸送は不可能であり、ソ連への侵攻をもくろむドイツ上層部の意図によりソ連領土内の飛行も不可能であった。したがってインド上空を経由して飛行していくしかないのだが、海軍のベテランパイロットは「不可能」と断言する。 しかし、上海で不祥事を起し左遷されていた海軍パイロット安藤と部下の乾は大貫の説得によりその計画のパイロットとなることを受けるのであった。陸軍の工作員やインド、イラクの反英勢力の協力により中継飛行場も確保され、安藤たちは未曾有の長距離飛行に旅立つことになる… 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベルリン飛行指令」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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