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百済(くだら / ひゃくさい)は、古代の朝鮮半島南西部にあった国家(346年? - 660年)。朝鮮史の枠組みでは、半島北部から満州地方にかけての高句麗、半島南東部の新羅、半島南部の伽耶諸国とあわせて百済の存在した時代を朝鮮半島における、三国時代という。新羅を支援した唐によって滅ぼされ、故地は最終的に新羅に組み入れられた。 == 呼称 == 日本語における呼称クダラについては『図書寮本類聚名義抄』(1081年)に「久太良」とあり、この「太」は清音のタを表わすことから本来はクタラであって、クダラと濁るのは後世の訛りであることがわかる。 クダラの語源については諸説がある。 :鮎貝房之進の説では弁韓12国の中の古淳是国を現在の晋州だとした上で、晋州の古地名「居陀」に由来するという。 :白鳥庫吉の説では百済の上古音の転訛という。 :李寧煕の説では「大いなる国」を意味する朝鮮語「 (クンナラ)」に由来するという〔 ただしこの説は学術的には認められていない。しかし井沢元彦は李寧煕の「万葉集は韓国語で読める」という意見は否定しているにもかかわらず「すべてを否定すべきではない」として百済の読みについての説は賛意を示しているが、具体的になぜ賛同できるのかの論拠は示していない。〕。 他にもいろいろな説があるが、いずれの説も問題点を抱えており、これぞ定説といえるものは今のところ存在していない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「百済」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Baekje 」があります。 スポンサード リンク
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