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ペスターとは、特撮テレビ番組『ウルトラマン』および『ウルトラマンパワード』に登場する架空の怪獣の名前である。別名「油獣(ゆじゅう)」。 == 『ウルトラマン』に登場するペスター == 『ウルトラマン』第13話「オイルSOS」に登場。 *身長:50メートル *体重:2万5000トン *能力:口から火炎熱線を吐く *スーツアクター:荒垣輝雄、清野幸弘〔『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社、2012年、ISBN 978-4-06-218128-0)〕 ヒトデが怪獣化した巨大生物。ヒトデが横に連結したような形態で、中心に青白い炎を吐くコウモリ似の顔を有する。オイルを主食としており、中近東で油田やタンカーを襲うが、科学特捜隊中近東支部に警戒されて日本まで逃げ延び、東京湾から出現する。その後も次々と油田やタンカーを襲い、タンクローリーを襲撃した際に酔っ払いに目撃され、通報を受けた科特隊にオイルでおびき出されて海上で攻撃されるが、生き延びて日本への上陸を果たす。コンビナートを火炎で破壊した後、腹部にビートルのロケット弾を受けて炎の中に倒れる。ウルトラマンが消火のために現れると倒れたまま息を吹き返し、ウルトラマンの背後から火炎を浴びせて多少のダメージを与えるものの、すぐさまスペシウム光線で止めを刺される。コンビナートの大火災は、ウルトラマンのウルトラ水流によって消火される。 *準備稿・決定稿の両方で、ペスターはビートルのロケット弾攻撃で木端微塵になっており、ウルトラマンは製油所の消火作業に終止している。 *上原正三による『ウルトラQ』の没脚本「OIL SOS」は、同一のタイトルながらストーリーは別物である〔。当時、上原はタブーとされていた沖縄戦がだめなら水俣病をテーマにしようと考え、円谷一の了承を得たうえでロケ地の石油会社を訪ねてそこの了承も得たが、結局は石油会社にロケを断られたうえに同話に登場する怪獣ボスタングの着ぐるみが完成していたために第21話「宇宙指令M774」を急遽書き、結果的にこれがプロデビュー作になったという〔ウルトラマン屈指の異色作 沖縄出身脚本家・上原正三さんが挑んだタブー | 沖縄タイムス+プラス 〕。本作の第13話の脚本を担当した金城哲夫が同名のタイトルを用いた理由は不明だが〔、江戸川由利子の台詞の一部は準備稿でアキコ隊員のものに流用されている。 *名前の由来は「Petroleum(ペトロリウム、石油)Starfish(スターフィッシュ、ヒトデ)」の略〔ケイブンシャ『ウルトラマン特撮の秘密百科』114頁〕。 *着ぐるみは第12話に登場したドドンゴに続く、2人で着込んで操演するタイプである。 *一峰大二による漫画版では、口から火を吐いてウルトラマンを火達磨にし、タンカーをも真っ二つにする強力な絞め技でウルトラマンのカラータイマーが赤になるまで締め上げるほどの活躍を見せた。しかし、組み合っている途中でウルトラマンが無理矢理ガソリンタンクに飛び込んだために滑って絞め技から抜け出され、油まみれになったところにスペシウム光線を浴びせられ、跡形もなく消し飛んだ。 *フジ隊員がムラマツキャップらに見せる想像図は、デザイン画の流用。 *コウモリの顔の左右にヒトデを1つずつ並べた姿〔なのは、コウモリの羽を似た形のヒトデに置き替えてデザインされたためである〔『よゐこの企画案』第4回放送分〕。 *『ウルトラファイト』では、ウルトラマンが駆け付けた時は油を飲み過ぎた状態で炎に包まれてすでに虫の息で、ナレーションによると自壊作用を起こしたと説明されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ペスター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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