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シャーレ()、または、ペトリ皿(英語:petri dish、plate)とは、もともとは微生物の培養実験で用いられるガラス製の平皿であり、寒天培地を平板培地として使用するために考案されたものである。その後、一時的な容器として広く科学実験で使用されるようになっている。ドイツの細菌学者、ユリウス・リヒャルト・ペトリ(1852 - 1921)が発明した〔Houghton Mifflin(2000年9月)「Petri dish 」『The American heritage dictionary of the English language, 4th ed』ISBN 9780395825174〕。 == 構造 == シャーレは、入れ子になるようにわずかに口径の異なる、ごく浅い円筒形の容器が2枚で一組となっている。蓋はやや大きくて浅く、底側はやや小さくて深くなっている。その皿のふちは底面と平行になるように切断加工されているので、静置したときに自重で上皿と下皿とが密着し適度にシールされるようになっている。 大きさは様々であるが、現在では直径10cm程度のものがよく用いられる。高さは1cm - 2cm程度が標準的だが、数cm以上の背の高いものもあり、腰高シャーレと呼んでいる。 元来はガラス製である。微生物の培養に際しては、滅菌の必要があり、熱に強い素材が求められる。しかし、最近では、プラスチック製で、製造過程で滅菌済みのものがガラス製のものより安価で市販されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シャーレ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Petri dish 」があります。 スポンサード リンク
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