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ペトロナスツインタワー(マレー語:、英語:)は、1998年に完成したマレーシアのクアラルンプールにある超高層ビル。ペトロナスタワー、ペトロナスタワーズとも呼ばれる。 == 概要 == 20世紀の超高層ビルとしては最も高い〔注:自立型建築物としては553mのCNタワーが、全建築物のカテゴリーでは629mのKVLYテレビ塔が当時世界で一番高かった。〕、高さ452mの88階建てで、マレーシアの国立石油会社ペトロナスによって建築された。設計はアルゼンチンのシーザー・ペリ&アソシエーツ。 この塔(タワー)はイスラム様式であり、マレーシアのモスクに似せて作られ特徴的な尖塔を持つ。建設当時はこの尖塔を含めた高さ(452m)でシカゴのシアーズ・タワー(442m、アンテナ含:527m)を抜き〔注:ビルの一部である尖塔とは異なりアンテナはビルの高さを比べる際には含まれない。〕、超高層ビルとして世界一を誇っていたが、2003年10月17日に中華民国(台湾)の台北101(509m)に世界一の座を譲り渡した。ただし、二本のビルが対になっているツインタワーとしては依然として世界一の高さを誇っている。 建築に関しては日本の建設会社ハザマがタワー1を、韓国のサムスン物産建設部門がタワー2を、それぞれ建設した。なお、41階と42階の二箇所に設けられた2本のタワーを結ぶ連絡橋(スカイブリッジ)は、フランスの建築会社による施工である。 サムスン物産建設がハザマを追い抜くため、41階まで急ピッチで建設されるタワー2に垂直性の問題が発見された。経験不足と技術力の限界で自社では解決できず、ハザマに相談した結果、ハザマからの提案は、タワー1側からタワー2側を支えるためのブリッジを追加することでタワー2の直立性が維持できた。しかし、サムスンが建設するタワー2が「傾いている」の噂が広がり、タワー2は実質的にテナントが集まらず、2015年の時点でも多くの空きが確認される。 海側から吹いてくる強風による振動を防ぐために、既存の柔構造を採用しなかった点が構造的特徴となっている。鋼材ではなく高強度コンクリートを積み上げる方式をとっており、この種の構造物としては重厚な造りになっている。 また、建設途中、ハザマが建設したタワー1は垂直から25ミリ傾いていたことが判明したが、早い段階で気付いたためすぐに修正された〔ナショナルジオグラフィックチャンネル / キャロライン・アンスティ (2005年), メガストラクチャーシリーズ中の『Megastructures: Petronas Twin Towers』から、動画の36:02~36:25辺り、tower one wasn't straightと工事責任者が発言している。 〕。 中央日報日本語版2015年3月11日のサムスン物産のキム・ギョンジュン副社長のインタビューにおいて、キム副社長は「1992年にタワー2を着工したが経験不足と技術力の限界は明らかでした。事業初期から日本と工程の違いが生じました。日本の技術と経験を肩越しに学びながら昼夜分かたず手足がはれるほど働きました」と語っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ペトロナスツインタワー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Petronas Towers 」があります。 スポンサード リンク
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