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ペニーオークション ペニーオークション()あるいは入札手数料オークション()は、毎回の入札毎に手数料が必要になる形式のインターネットオークションである。表示上の開始価格や落札価格は通常のオークションに比べると低額であるが、入札時の手数料が高額になることがある。2005年に開設されたSwoopo(ドイツ・旧名:Telebid)がこの形式の発祥とされる〔「3万円の人気ゲーム機が3000円!」で噂を呼ぶ「ペニーオークション」。その「怪しい正体」 - 日経BP社〕。日本国内では2009年頃から広まった〔読売新聞 (解)ペニーオークション 読売新聞 2012年12月12日 東京朝刊37ページ〕。 == 特徴 == 入札者にとっては、開始価格が1円から数百円程度と低額で、しかも1回の入札金額の単位も低額で固定されていることが多いため、多数の入札があっても安価に落札できる魅力がある。しかし、入札ごとに手数料が必要なため、競り合って何回も入札した場合には、落札額+手数料+送料で高額になる場合もある。また、結果的に落札できなくても、手数料を支払う必要が生じる。 出品される商品は、運営企業側が用意する。これらは、中古ではなく新品が用意されることが多い。また、手数料が無料のオークションや、落札経験のないユーザ向けの初心者オークションを用意している場合もある。 出品する側の企業にとっては、落札額ではなく、手数料によって利益を上げることを目的とするビジネスモデルである。しかし、参加者が少なければ、最低価格付近で安定して落札されてしまうため、最初から大量のユーザーが参加しない限り、運営者は利益を上げられないという構造的な欠陥がある。このため、運営側の成りすましによる不正行為が非常に起きやすい素地を持ち、特にネット取引の場合は、運営側の成りすましが存在しないと確定的に判断することが困難である。また、不正がなく、市価よりも安く安定して落札できるシステムならば、それを業として落札商品を転売するビジネスも成立してしまうため、理論的に「市価より安く」手に入れることは非常に難しい。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ペニーオークション」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bidding fee auction 」があります。
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