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ペニシリウム : ウィキペディア日本語版
アオカビ

アオカビ(''Penicillium'')はアオカビ属(ペニシリウム属)に属するカビの総称で、もっとも普遍的に見られる不完全菌の一つである。胞子の色が肉眼で青みを帯びた水色であることからその名がある。ただし、白や緑がかった色のものも見られ、必ずしもすべてのアオカビ属(''Penicillium''属)のカビが青いわけではない。
顕微鏡で観察すると、筆状体(ひつじょうたい、penicillus)と呼ばれる筆のような形の構造が見られ、その先端に胞子がついているのが判る。これがこのカビの学名の由来になっている。世界で初めての抗生物質であるペニシリンが、この種のカビから発見されたことは有名である。また、ゴルゴンゾーラロックフォールなどの代表的なチーズの製造に用いられるカビもアオカビの仲間である。
== 生物学的特徴 ==
アオカビは最も普遍的に見られるカビの一つであり、常に空中に胞子が飛散しているので、パンなどには、真っ先に生えて来る。胞子は発芽すると基質中に菌糸をのばし、コロニーを形成する。すぐに胞子形成を始めるので、コロニーは青みがかった色になる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アオカビ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Penicillium 」があります。



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