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ペンタゾール
ペンタゾール (pentazole) は骨格が窒素原子5つからなる5員環の芳香族化合物である。ペンタゾール (HN5) は分光学的に生成が確認されているのみで単離はなされていない。 水素が置換された誘導体で、現在単離されているペンタゾール誘導体はアリール基を持つもののみである。アルキル誘導体は知られていない。アリールペンタゾールも不安定であり、徐々に窒素分子を放出してアリールアジドへと分解する。 == 発見 == ベンゼンジアゾニウムカチオンに対しアジ化物イオンを作用させると、窒素ガスを放出してアジ化ベンゼンが生成することが知られていた。1954年に K. Clusius らは、この反応機構を同位体で標識した化合物を用いて研究し、途中でペンタゾールが生成してから窒素分子を放出して分解する機構を提案した。1958年に I. Ugi らは上記の反応を用いて反応中間体のペンタゾールを単離することに成功した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ペンタゾール」の詳細全文を読む
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