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ペーメー : ウィキペディア日本語版
ペーメー

ペーメー()は、ギリシア神話の女神である。長母音を省略してペメとも表記される。「噂 (fame)」や「名声」を人格化した女神で、よい噂を好み、悪い噂には憤る。ガイアまたはエルピスの娘とされ、「会話を始めさせ、発展させる女性」として描かれており、アテナイに神殿があった。ペメは神々や人間の様々な事柄を覗き、見聞きしたことを最初はささやき声で、その後徐々に大きな声で話し、全員が知るまでそれを繰り返したという。
ローマ神話ではファーマ()に相当する。ウェルギリウスの作品(『アエネーイス』第4巻、180行)や他の文献によれば、ファーマには舌や目や耳がたくさんあり、羽が生えているという。また、彼女は1000の窓がある家に住んでいて、世界中で話されていることを聞き取っているという。ウェルギリウスは、ファーマについて「地面に立つと頭は雲を突きぬけ、小さいことを大きくし、大きなことはさらに大きくする」と記している。
== 言語的関連 ==
ギリシャ語の ''pheme'' は、英語では文脈によって "fame" か "rumor" に対応する。英語の ''fame'' はラテン語の ''fama''(リポート、評判などの意)が語源で、ラテン語の類似の語として ''fari''(「話す」の意)がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ペーメー」の詳細全文を読む



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