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ホウビカンジュ
ホウビカンジュ ''Nephrolepis biserrata'' は、ツルシダ科タマシダ属に属するシダ植物の一種。非常に長い葉を垂らすようにつける。名前は鳳尾貫衆で、このうち貫衆は中国名でヤブソテツの意味でシダ一般を現す。つまり鳳の尾の様なシダの意であるという〔岩槻(1992)p.118〕。 == 特徴 == 常緑性の草本〔以下、主として岩槻編著(1992)p.118〕〔数値等については初島(1975)p.165〕。根茎は短くて、斜めか真っ直ぐに立つ。多くの細い針金のような根を出し、また走出茎を伸ばし、多くの株が寄り集まって生える。根茎と葉柄の基部には赤褐色の鱗片が密に生え、鱗片は長さ5mmで先端に向かって尾状に長くなり、縁には毛があるか不揃いになっている。 葉は一回羽状複葉で、立ち上がることもあるが長く下垂する。葉柄は30-60cm、葉身は長さ60-200cm、それに対して幅は20-40cm、非常に細長い形。側羽片は非常に数多く、時に70対を越える。側羽片は中軸との間に関節を持ち、線状披針形から披針形で先端はやや鎌形、長さ長さ15cm、幅1.5cm、羽片の間隔は羽片の幅よりやや狭いくらい。その基部はくさび形から円形で、耳が突出することはないか、ごくわずか。葉質は薄いが硬い。 胞子嚢群は円形で、葉縁から内側1/3程度の位置に1列に並ぶ。包膜は円腎形、径1.5mm。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホウビカンジュ」の詳細全文を読む
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