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ホセ・ドノソ(José Donoso、1924年10月5日 - 1996年12月7日)は、チリ・サンティアゴ出身の作家、小説家、教師、ジャーナリスト。 ザ・グランジェ・スクール卒業。チリ大学在学中、奨学金を得てプリンストン大学に留学し、初めての短篇は英語で執筆し、大学の雑誌に掲載された。1955年に短篇集『避暑地その他の短篇』'で作家デビューした。彼の最初の長篇小説『戴冠式』はラテンアメリカとスペインで大ヒットし、2000年に映画化された。 1961年、画家のマリア・エステル・セラーノと結婚。その後メキシコ、アメリカと渡り歩いたのち1967年よりスペインに居を構えた。『境界なき土地』、『夜のみだらな鳥』、『別荘』(スペインの"Crítica de España"受賞作)や『絶望』などの小説によって、彼は「ラテンアメリカ文学ブーム」の立役者のひとりであると考えられるようになった。 1981年にチリに帰国し、文学教室を主催した。この教室には、のちにチリ文学の中核を担う人物が多数参加した。1996年に同地で没した。 2007年に生前未発表の小説''Largatija sin cola''が刊行された。本来のタイトルは''La cola de la lagartija''である。 == 主な作品 == * Verano y otros cuentos (1955年) * Coronación (1957年) * El charleston (1960年) * Este domingo (1966年) * 「この日曜日」内田吉彦訳『筑摩世界文学大系83』筑摩書房、鼓直、中川敏、内田吉彦、1973年。 * El lugar sin límites (1966年) * 『境界なき土地』寺尾隆吉訳、水声社、2013年7月。 * El obsceno pájaro de la noche (1970年) * 『夜のみだらな鳥』鼓直訳、集英社〈ラテンアメリカの文学11〉、1984年7月。 * Historia personal del boom (1972年) * Tres novelitas burguesas (1977年) * 『三つのブルジョワ物語』木村栄一訳、集英社〈集英社文庫〉、1994年9月。 * Casa de campo (1978年) * 『別荘』寺尾隆吉訳、現代企画室、2014年8月。 * La misteriosa desaparición de la marquesita de Loria (1980年) * El jardín de al lado (1981年) * 『隣りの庭』野谷文昭、野谷良子訳、現代企画室〈ラテンアメリカ文学選集15〉、1996年10月。 * Poemas de un novelista (1981年) * Cuatro para Delfina (1982年) * La desesperanza (1986年) * Taratura y naturaleza muerta con cachimba (1989年) * Donde van a morir los elefantes (1995年) * Conjeturas sobre la memoria de mi tribu (1996年) * Nueve novelas breves (1997年) * El mocho (1997年) * Largatija sin cola (2007年) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホセ・ドノソ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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