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マチン
マチン(馬銭、学名:''Strychnos nux-vomica'')は、マチン科マチン属の常緑高木。アルカロイドのストリキニーネを含む有毒植物及び薬用植物として知られる。種小名(ヌックス-フォミカ)から、ホミカともいう。 == 特徴 == インド原産と言われ、インドやスリランカ、東南アジアやオーストラリア北部などに成育する。高さは15mから30m以上になる。冬に白い花を付け、直径6~13cmの橙色の果実を実らせる。果実の中には数個の平らな灰色の種子がある。マチンの学名 (''Strychnos nux-vomica'') は、1637年にマチンがヨーロッパにもたらされたとき、カール・フォン・リンネにより命名された。種小名の"''nux-vomica''"は「嘔吐を起こさせる木の実」という意味だが、マチンの種子には催嘔吐作用は無いとされている。 マチンの毒の主成分はストリキニーネ及びブルシンで、種子一個でヒトの致死量に達する。同じマチン属の ''S. ignatia'' の種子(イグナチア子、呂宋果(るそんか))にもストリキニーネ及びブルシンが含まれる。こちらはフィリピン原産。マチン科には他に、ゲルセミウム属(代表種はカロライナジャスミン)などがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マチン」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Strychnos nux-vomica 」があります。
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