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ホメオドメインフォールド : ウィキペディア日本語版 | ホメオドメインフォールド
ホメオドメインフォールド(Homeodomain fold)はタンパク質ドメインの1つで、DNA、RNAに結合し、特に転写因子によく見られる。60アミノ酸残基のヘリックスターンヘリックスからなり、3つのαヘリックスが短いループ領域でつながれている。N末端側の2つのヘリックスは逆平行に並び、C末端側の長いヘリックスは軸に対してほぼ垂直に配置している。DNAと直接作用するのはこの3番目のヘリックスである。ホメオドメインフォールドは主に真核生物に存在するが、ラムダファージも高い相同性のタンパク質を持つ。真核生物では、ホメオドメインは個々の組織や器官を作る遺伝子を協調して発現させ、細胞分化を引き起こす。 ==ホメオボックス遺伝子==
ホメオボックス遺伝子は約180残基からなるDNAで、脊椎動物と無脊椎動物でホメオドメインタンパク質をコードする。ホメオボックスの存在はショウジョウバエで最初に見つかった。 ホメオボックス遺伝子が変異を起こすと表現型が大きく変わる。 このような変異で最も有名なのはアンテナペディアで、触角の代わりに頭から足が生えた個体である。ホメオボックス遺伝子は胚発生でも重要な役割を果たす。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホメオドメインフォールド」の詳細全文を読む
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