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ホラシノブ
ホラシノブは、山野に普通に見られるシダ植物のひとつで、細かく裂けた葉先が丸いのが特徴である。 == 特徴 == ホラシノブ(''Sphenomeris chinensis'' (L.) Maxon)は、シダ植物門ホングウシダ科ホラシノブ属の常緑性多年草である。さまざまな場所に見られ、形態には変化も多いが、細かく分かれた枝に丸っこい葉がつくのがなかなか美しい。 根茎は短く匍匐し、褐色の鱗片がついている。葉は比較的集まってつく。葉は大きいものでは60cmになるが、10cmそこそこでも胞子をつけている例もある。葉の長さの半分足らずが葉柄になっている。葉柄は緑で、基部は褐色を帯び、まばらに鱗片がある。葉はやや厚みがあって革質、表面は滑らかでつやはあまりない。黄緑っぽい色が普通で、赤みを帯びることもあり、特に冬には紅葉するのも見られる。葉身は概形としてはやや楕円形を帯びた披針形で、3-4回羽状複葉をする。根元側から1-2対の羽片はやや短く、その次辺りが一番長くなっている。 裂片は基本的には丸みを帯びた三角だが、やや羽状に裂けるのも見られる。胞子嚢群は裂片の先端側の縁に沿って横長になっており、先端側に口が開いている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホラシノブ」の詳細全文を読む
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