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ホルモン焼き(ホルモンやき)とは、内臓肉(もつ)を焼く料理。狭い意味では、小腸、大腸を、広い意味では正肉以外のかつて廃棄していた部位をも含む臓物肉全般が含まれ、皮、胃、肝臓、心臓、腎臓、子宮、肺、腸などを用いる。かつては焼肉専門店や屋台、大阪の一部では「ホルモン屋」〔柴崎友香『よそ見津々』(日本経済新聞出版社2010年)p.124f「ローカルフード」によれば、ホルモンとキモの2種類があり、当時一本20円で、"『じゃりン子チエ』にも出てくるし、大阪中どこにでもあるのかと思ったら違った。高校に入ったら隣の区の人にさえ「そんなんない」と言われた"という。〕などで供される料理であったが、味付けされたパック製品が販売されていることから一般家庭においても食される事もある。 「焼肉」や串に刺して「やきとん(焼き鳥)」としても食べられている。 また、鉄板を使用して焼いた料理は「鉄板焼き」などの「鉄板焼き料理」となる。 == 歴史 == 佐々木道雄『焼肉の文化史』(明石書店)によれば、1920年代に精力を増強する料理のことをホルモン料理ということが流行したという。佐々木は、当時のホルモン料理は動物の内臓料理にとどまらず、卵、納豆、山芋も含まれていたことを多田鉄之助『続たべもの日本史』(新人物往来社、1973年)を引きながら指摘した。そしてまさに内臓料理としてのホルモン料理の初出として魚谷常吉『長寿料理』(1936年)をあげ、昭和になると料亭「山水楼」や洋食屋「北極星」が内臓料理をホルモン料理として提供していたことを記している。その影響のなかで戦前において大衆食堂などで出されたモツ焼きがホルモン焼きと称されるようになったようだと、植原路郎『食通入門』を根拠に推測している。これらのホルモンはまさに内分泌のホルモンのことである。 このようにもともとは日本系のモツ(内臓)焼きを意味していたホルモン焼きは戦後、時期は不明だが朝鮮系の内臓焼肉をホルモン料理と言うようになった。さらに、1970年代にはホルモンを医学・生物学用語由来ではなくダジャレとして「放(ほお)るもん」から採られたという俗説が流布された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホルモン焼き」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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