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キュラソー () とは、酒の一種。リキュールに分類される。中性スピリッツやブランデーに、オレンジの果皮の香味成分と、糖分を加えたもの。 == 概要 == キュラソーはオレンジのリキュールだが、その製造にはオレンジの果汁や果肉は原則として用いられず、果皮のみを使用している。17世紀後半、南米ベネズエラ沖のオランダ領キュラソー島産のオレンジ果皮を使用して、オランダ本国で作り出された。 リキュールの中でも、キュラソーは銘柄数が多い。有名なものはホワイト・キュラソーのコアントローと、オレンジ・キュラソーのグラン・マルニエである。ボルス、デ・カイパー、キューゼニア、マリー・ブリザールなどのリキュール・メーカーもそれぞれキュラソーを出している。 なお、18世紀中頃のオーストリアの女帝マリア・テレジアは、コーヒーカップにキュラソーを注ぎ、そこにホットコーヒーを加え、さらにホイップクリームを浮かせて、軽い小粒の飴を乗せた飲み物を好んだと言われている〔『コーヒードリンク246』 p.40〕。 この女帝の影響でウィーンではコーヒーが普及したとも言われ、1980年のマリア・テレジア没後200年のイベントでは、オーストリア中のコーヒーハウスのメニューに、彼女が好んだと言われている上記のドリンクが「カフェ・マリア・テレジア」として載せられた〔。 さらに、コアントローやグラン・マルニエをホットコーヒーに入れて飲むことが、フランスやイギリスで広まっていたりもする〔『コーヒードリンク246』 p.22、p.24〕。 このように古くから、利用されてきたリキュールと言える。この他、製菓などにも利用されるなど、利用法も多岐に渡る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キュラソー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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