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「ホワット・ユー・アー・ドゥーイング 」 ("What You're Doing")はイギリスのロックバンド、ビートルズの楽曲である。 == 解説 == 本作は1964年12月4日に発売された4枚目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ビートルズ・フォー・セール(ビートルズ '65)』のB面6曲目に収録された。レノン=マッカートニーの作。実質的にはポール・マッカートニーの作品とされる。リード・ヴォーカルはポール。1964年9月29日、30日、10月26日に録音された。リズム・アンド・ブルース色の強い作品。冒頭のワンショット・シャウトなどにモーリス・ウィリアムスとザ・ゾディアックスの「ステイ」の影響が見て取れる。イントロで聴けるヘヴィーなドラムとジョージのアルペジオは1年後に発表された「涙の乗車券」の先駆けとなった斬新なアレンジである。 ビートルズには珍しく、ドラムソロ(4小節)で始まる。それにギター・シークエンスが続く。ギター・シーケンスは至る所でヴァース(節)ごとにオスティナート技法(つまりはギターリフ)を使っている(これにより曲全体の調和を与えている)〔『全曲解明!! ビートルズサウンズ大研究 上』 pp.80-81〕。この曲の雰囲気は強くシンコペーションがかかっており、緩く、ジャジーな感覚を与えている。バディ・ホリーの影響をこの曲にも感じられる。 この曲にはコーラスを欠いている。したがって、ヴァースはメロディックさに焦点を当てている。最初のヴァースの途中でオスティナートが繰り返し演奏され、どの行の歌詞もバック・ヴォーカルが最初の語を叫ぶように発音をすることで強調されている。ヴァースの後半部分では"oohh"のバック・ヴォーカルが入り、リフはどの行においても歌詞が終わる直前に挿入される。リフの繰り返しは曲に少し無秩序な感じを与えている。どのヴァースにおいても最後はタイトル・フレーズの繰り返し("What you're doing to me")である〔。 この全体的な効果が与えるのは緊張である(きついアレンジの曲を緩く演奏している)。それは歌詞のなかでの相手との仲が崩壊しかけている現実に直面する恋人という問題に合致している〔『ビートルズ音楽学』pp.66-67〕。 ブリッジ部は2度現れる。これは更に不安を煽るヴァースを先延ばしにする効果とダブル・トラックのギターソロ及びリズムに合わせている乱暴な感じのピアノによって曲の流れを変える効果を与えている。 最後にはベースソロが数秒入ってこの曲は終わる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホワット・ユー・アー・ドゥーイング」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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