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CBX1000(シービーエックスせん)は、本田技研工業が1978年に発表し、翌年より日本国外への輸出が開始されたオートバイである。CBXシリーズにはいくつかの車種があるが、単なる「CBX」表記ではCBX1000の輸出仕様名称(とはいえ、国内向けの発売はしていないので国内仕様は存在しない)である「HONDA CBX」のみを指す場合がある。 == 概要 == 1966年にチャンピオンを獲得した空冷直列6気筒搭載のRC166のレプリカモデルにあたる〔HONDA 50年史 ホンダ50年史 51頁-53頁「CBX1000 世界GPチャンピオンのRC166のレプリカ」より〕。 当時ホンダのオートバイは、設計やデザインはアメリカ向けにされており、ヨーロッパ仕様はハンドル位置とステップ位置、カラーリングを変えているだけであった〔Honda roots 熱き心で夢を創らん「第3話ノルマンディ上陸作戦」 より〕。日本と北米では大ヒットしたCB750FOURはヨーロッパでは販売は伸び悩んでいたことから、本格的なヨーロッパ仕様を用意することになる。ヨーロッパモデルの立て直しとばかりに、2輪部門の総責任者であった専務の久米是志(のちの本田技研工業3代目社長)が立ち上げた「ノルマンディ上陸作戦」と称したプロジェクトの元〔〔、CBX1000はそのフラッグシップモデルとして開発された。 排気量1047ccの空冷直列6気筒4ストロークDOHC24バルブエンジンに6連装の28ミリ径CVキャブレターを装備し、105psを達成したエンジンはダイヤモンドフレームに搭載され、両端のクランクケースのでっぱりは切り落としエンジン幅を詰めた。ハンドル、ステップ、ブレーキペダルチェンジペダルには量産車初のジュラルミン鍛造パーツが使用されRC166ばりの装備であった〔。 なお本モデルは、1992年から16年もの長期渡り販売されていたCB750(RC42型)にも影響を与え、2007年9月に発表された最終販売モデルの車体色に「デジタルシルバーメタリック」(銀・黒に赤ライン)や「キャンディーブレイジングレッド」(濃赤・黒に赤ライン)といった本モデルをイメージした「CB750スペシャル」〔 http://www.honda.co.jp/news/2007/2070928-cb750.html ホンダプレスインフォメーション 2007年9月28日]〕が 最終特別グラフィックカラーに設定された〔これには1969年3月のドリームCB750FOURから39年間『排気量750cc 空冷4気筒車種』販売してきたホンダ空冷4気筒ナナハン系統の終売という意味がある。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホンダ・CBX1000」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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