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ホンダ・ジュノオ(JUNO)はかつて本田技研工業が発売していたスクータータイプのオートバイである。 車名は ローマ神話に登場する女神「ジュノー」に由来する。 == モデル一覧 == === K / KA / KB型(初代) === 富士重工業のラビットスクーター、三菱・シルバーピジョンなど1950年代に起こったスクーターブームに乗るかたちでホンダもスクーターに参入、1954年に最初のモデルである「K型」ジュノオを発売した。 「K型」は189ccの強制空冷4サイクルOHV単気筒エンジンを搭載した。ボディデザインには当時特撮映画の美術を手がけていた小松崎茂も関わっていたという。最大の特徴はアクリル樹脂製の大型ウインドシールド上部に収納された雨よけ用のルーフで、「全天候型スクーター」を目指した野心作であった(ルーフはオプション設定)。また軽量化を図ってボディはFRP製、さらに当時としては珍しい存在であったセルモーターを搭載するなど独創的アイデアが盛り込まれた。 ウインドシールドの搭載もあって乾燥車重が170kgとライバル車種よりも重く、また大きめのボディだったことから取り回しで不利だったことなどから販売面で苦戦し、後に220cc9.0馬力の新エンジンの「KA型」、同エンジンで装備を簡略させた「KB型」を投入するも好転せず、結局翌1955年に販売終了となった。しかしFRPによるボディ製作のノウハウは1958年に発売される初代スーパーカブ(C100)に、「全天候型スクーター」というコンセプトは1990年代に登場するジャイロ・キャノピーやキャビーナに受け継がれることになる。総販売台数は5,856台。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホンダ・ジュノオ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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