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フィットシャトル(Fit shuttle)は、本田技研工業が製造・発売していたステーションワゴン型の小型乗用車である。 本項目では、ハイブリッドカーのフィットシャトル ハイブリッド(Fit shuttle Hybrid)についても記述する。 == 概要 == 2代目フィットがベースとなったエントリークラスのステーションワゴン〔本田技研工業の公式サイト上では「ワゴン」ではなくフィットと同じ「コンパクト」に分類されている。〕であり、エアウェイブの実質的な後継車に当たる。フィットと同様、燃料タンクを前席下に配置したセンタータンクレイアウトを採用した。ワゴンとしての機能を付加するために、Cピラー以降のリヤオーバーハングを大幅に延長されているが、ホイールベースはフィットと同一の2,500mmである。外観デザインのバランスを考え、フロント周りが北米仕様フィットと同一のパーツで延長され、サイドドアはガラスやサッシも含めてフィットと共用することで、コストの増大を極力抑えている。 ラゲッジ容量は、ガソリンエンジン仕様の場合は床上496L+床下94Lの計590L(FF仕様)を有しているが、ハイブリッド仕様の場合は床下にバッテリーを搭載するため、床上496L+床下21Lの計517Lとガソリン車に対し減少している。 パワートレーンは、フィットと同様にガソリンエンジン(フィット シャトル、型式:FFがGG7、4WDがGG8)とハイブリッド(フィット シャトル ハイブリッド、同:GP2)が設定されているが、ガソリンエンジン仕様については1.5Lエンジンのみが設定される。駆動方式は、FFの他 ガソリンエンジン仕様には4WDも設定され、トランスミッションは、FF仕様にはトルクコンバータ付きCVTが組合わされ、4WD仕様には5速ATが組合わされる。ハイブリッド仕様については、Honda IMAシステムを搭載し、システムを構成するエンジンはLDA型 1.3L 直列4気筒 SOHC i-VTEC i-DSIエンジンが搭載され、2代目インサイトやフィットハイブリッド同様にi-VTECは可変シリンダーシステム(VCM)としてのみ機能する。このVCMにより全気筒を休止させることでモータのみでの走行も可能となっている。 ハイブリッド仕様は、モーター走行時は電力消費を抑えるために燃料ポンプや点火システムなどを停止し、モーター走行時間を長くした。ガソリンエンジン仕様はテールゲートスポイラーやボディ底面に空力パーツ、フロントバンパー形状の見直し、さらに両者ともにエンジン内部の摩擦、ブレーキの回転抵抗の軽減をしたことによって、JC08モード燃費でガソリンエンジン仕様は、FF車で18.8km/L(「15X」の16インチアルミホイール装着車は18.0km/L)、4WD車で14.6km/L、ハイブリッド車は25.2km/L(「HYBRID-C」のみ26.2km/L)の優れた低燃費を実現しており、ハイブリッド車は全車「平成27年度燃費基準+20%」を、ガソリンエンジン仕様のFF車(「15X」の16インチアルミホイール装着車を除く)は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成している。 エアウェイブに採用された以降 各車に順次適用が拡大している 「スカイルーフ」も、同様にメーカーオプションとして設定されている。 2008年以降発売される地球環境を意識した車両を、ホンダでは「Honda Green Machine」と称し、フィットシャトルハイブリッドは「グリーンマシーン5号」〔公式サイトでは他のグリーンマシーンと異なり「グリーンマシーン○号」という番号付けはされていないが、Honda IMAシステム解説ページ上では「グリーンマシーン5号」とされている。http://www.honda.co.jp/tech/auto/engine/honda-ima/ なお、「グリーンマシーン1号」は2代目インサイト、「グリーンマシーン2号」は2代目シビックハイブリッド、「グリーンマシーン3号」はCR-Z、「グリーンマシーン4号」はフィットハイブリッド。〕である。 なお、先代のエアウェイブにはそれをベースにしたライトバン(パートナー)が存在していたが、本モデルをベースとしたものは存在しなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホンダ・フィットシャトル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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