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ホンダ・モトコンポ : ウィキペディア日本語版
ホンダ・モトコンポ

ホンダ・モトコンポ (HONDA MOTOCOMPO) は、本田技研工業が販売していた排気量50ccの原動機付自転車
車名は「モータバイク=モト」と、当時流行っていたオーディオの「コンポ」を合わせ、「持ち運びのできるモト」という意味がある。

== 概要 ==
同社のコンパクトカー「シティ」のトランクルームに積めるというコンセプトで開発された。1981年10月29日発表、同年11月11日発売で、初代シティと同時発表同時発売である。当時の販売価格は8万円。当初から四輪のシティと二輪のモトコンポを同時並行で開発しており、ユニークな試みとして注目された。
キャンプ場やサーキットなどに自動車で移動した後、目的地で自由に行動する事を目的として開発された。数か月前に類似コンセプトで開発スタートしたスカッシュ(モンスク、モンキースクータ)とは開発責任者が異なる。
全長118.5cm、乾燥重量42kgと小柄で軽量の上、ハンドルとシートとステップは折りたたんで箱形のボディーに収納でき、シティのトランクルームに横倒しにして車載できるオートバイである。実際モトコンポには横倒しの車載時の為に↑向きの注意を促すステッカーが貼ってあった。2ストロークエンジン2.5PS / 5,000rpmを搭載する。加速は同時期発売のロードパルと同程度、最高速は45km/h位であった。

走行中に縦・横・斜めへと揺れる車両のトランクに積載されるという前提があったため、開発は非常に難航したが、新機構の塊として完成され、クリスマスシーズン直前に発売された。上下左右前後にそのままの絵が描かれたダンボール箱入りで販売された。
大変ユニークな製品であったが、販売当時は売れ残りが続出した。このため、在庫処分に廉価販売された車両もあった。5万台以上が生産されたが、1985年に生産を終了した。
トランクサイズに収まる折り畳み式超小型スクーターの先例としては、1952年にフランスで開発されて数カ国でライセンス生産された「バルモビル(nl:Valmobile)」が著名な例として存在し、日本でもスクーターメーカーとして一時有力であった平野製作所〔1920年に名古屋市で織機メーカーとして創業。1953年からスクーター業界に参入し、一時は富士重工業新三菱重工業に次ぐ日本第3位のスクーター・メーカーとなったが、1961年倒産。〕が1960年から輸出向けにライセンスを得て「ヒラノ・バルモビル」として少数を生産している。だがバルモビルが、フロントのハンドルやフロントタイヤ周りをトランクケース型ボディから取り出して外付け組み立てする必要があったのに対し、モトコンポは前後タイヤやドライブトレーン、フロントフォークなどが最初から部分露出状態で、地上に降ろしてから最低限の収納部を引き出して素速く使用できる設計になっており、実用性では長足の進歩を遂げていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ホンダ・モトコンポ」の詳細全文を読む



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