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ロードパル(roadpal)は、かつて本田技研工業が製造販売していたオートバイである。 == 概要 == 学科試験だけで運転免許が取得できる原動機付自転車で、さらなるユーザー層の獲得を狙って企画されたオートバイである。開発に当たっては、以下のコンセプトに配慮し設計された〔1976年1月29日ニュースリリース 新発売 ロードパル(NC50) 〕。 *女性にもとりまわしが楽で軽く大きさもミニ・サイクル(婦人用自転車)程度にする〔最小回転半径1.5m。〕 *エンジン始動に扱いやすい新機構を採用 *これまでオートバイになじみのない人たちでも気軽に乗れる *手頃な価格 1976年2月10日に標準現金価格59,800円で発売。極めて廉価〔参考:1976年4月にマイナーチェンジを実施されたスーパカブ50スタンダードの標準現金価格が94,000円、ギアチェンジの必要がない無段変速車では翌1977年4月に発売されたバリエでも99,000円。〕かつギアチェンジの煩雑さからの解放やメンテナンス省力化などの扱いやすさから、1年間で25万台(輸出も含む)の売上を記録するヒット商品となった〔国内販売に限っても当時の二輪車販売台数の84%を占めた。〕〔1977年2月17日ニュースリリース 新発売クイック・スターター付ロードパルL(NC50L) 〕。 テレビコマーシャルには国際的女優のソフィア・ローレンを起用。実際に運転させ女性のオートバイに対する抵抗感を払拭することに成功した功績も大きいと言われている。CM内でソフィア・ローレンが発したキャッチフレーズの「ラッタッタ」は、本バイクの通称ともなり、気軽に乗れる印象をさらに深めることにもつながった。 その後は好評により改良が実施されたほか、派生車種としてレッグシールドを装着する「パルフレイ」、若年男性層向けとした「パルホリデー」「パルディン」などがラインナップされ、1983年まで生産された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホンダ・ロードパル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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