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ホームディレクトリ(home directory)はマルチユーザシステムのコンピュータにおけるディレクトリの種類のひとつ。通常、ユーザがログインした際のカレントワーキングディレクトリである。ホームディレクトリが存在しない場合、ユーザはログインすることができない。 == Unix系OS == マルチユーザのコンピュータにおいて、ユーザが自由にファイルやサブディレクトリを作成、保存できるディレクトリである。ユーザ自身の作成したプログラムや書類、ユーザ独自の設定ファイルなどを保存することができる。ホームディレクトリがどこにあるかは、システムの設定ファイルである /etc/passwd に記述されている。そのシステムで標準とされるホームディレクトリの位置は、システムにより異なる。 * /home/username - 多くのUNIXや、BSD、Linuxのディストリビューションの多くで使用される。* /export/home/username - Solarisで使用されることがある。* /Users/username - Mac OS X、NEXTSTEP、OPENSTEPなどで使用される。* /usr/username - 初期のUNIXで使用された。/usr はユーザファイルシステムのことである。Unix系OSにおけるスーパーユーザである root のホームディレクトリは、他のユーザと違い / や、/root などである。これらのユーザのホームディレクトリは、ルートファイルシステムに置かれる。まずあり得ないが、root のホームディレクトリが、他のスライス(パーティション)や、NFS上にあった場合、rootがログインできなくなってしまう。ホームディレクトリの情報は環境変数 HOME に設定されており、オペレーティングシステム上で動作する様々なプログラムがこれを参照する。また、多くのシェルでは~ で、ホームディレクトリを表す。シェルのビルトインコマンドである cd を引数なしで実行すると、ホームディレクトリへ移動することができる。なお、ホームディレクトリを~で示すことに関して、当時の現役機でviの開発機でもあったADM3Aのキーボードでは、HOMEキーと~キーは同じキーの上に刻印が施されている。抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホームディレクトリ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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