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ボアク島(Boac Island、Marinduque Island、マリンドゥケ島とも)はフィリピン中部、ルソン島のと、シブヤン海との間に浮かぶ島である。この島だけで、ミマロパ地方(''MIMAROPA, Region IV-B'')に属するマリンドゥク州を構成する。南にロンブロン諸島、西にミンドロ島、北から東にかけてルソン島・カラバルソン地方のケソン州と隣接している。 ボアク島はルソン島の18km沖合いにある、ほぼ円形の島である。面積は959.3km²、人口は217,392人(2000年)でフィリピンでは13番目に大きな島である。 ボアク島は、毎年のモリオネス祭(Moriones festival)で有名。 == 民族と文化 == ボアク島民はタガログ人であり、タガログ語を話す。しかし海を挟んでヴィサヤ諸島と接しているため、ボアクの方言はヴィサヤ語起源の単語が多く、他のタガログ語話者からは理解されにくい。またルソン島南部のビコル語の影響も濃厚である。フィリピン語や英語もよく通じる。 ボアク島民は旅人をもてなす風習が濃く、他所から来た者は非常に歓迎される。友人や訪問者を歓迎し敬う風習、プトン(putong)もその典型である。もてなされる者は花の冠を頭にかぶせられ、座っている間に地元の女性たちが彼ら彼女らのためにダンスや歌を披露する。また、他人の幸福や長寿を願ってコインや花びらを投げる習慣もある。 モリオネス祭はボアク島の有名な文化である。もとは目の見えないローマ兵ロンギヌスがイエス・キリストの死を確かめるために槍を刺したところ、返り血で目が見えるようになったという奇跡(聖槍を参照)を祝った祭りである。3月から4月のイースターの間、パレードや祝い事が通りのあちこちで行われる。ガサン、ボアク、モグポグなどの街では、カラフルなローマ兵風の衣装をまとった人々が町を結ぶ道路をパレードしてゆく。ボアクの町では夕方、ロンギヌスの奇跡を再現するショーが催される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ボアク島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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