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『ボビー・フィッシャーを探して』(ボビー・フィッシャーをさがして、原題:''Searching for Bobby Fischer'')は、1993年のアメリカ映画。実在の天才少年チェスプレイヤーのジョシュ・ウェイツキンの父親フレッドが、ジョシュの生活を綴った本の映画化。感動の映画ベスト100の一つ。 2014年に、フレッド・ウェイツキンによる原作本の邦訳『ボビー・フィッシャーを探して』(若島正訳)がみすず書房から刊行された。 == あらすじ == ボビー・フィッシャーとは、1970年代に米国人として初めてチェスの世界チャンピオンになった伝説的な天才である。奇行を繰り返し、1980年代から長く行方不明となっていたが、人々は彼を忘れていなかった。 7歳のジョシュ・ウェイツキンは、心の優しい野球好きな少年だったが、公園で男たちが競うストリート・チェスを見て、チェスの魅力に取りつかれた。ジョシュの並外れた才能に気づいた父親のフレッドは、かつてチェスの名手として世に知られたブルース・パンドルフィー二にコーチを依頼した。 ブルースはジョシュの中に、ボビー・フィッシャーと同じ才能を感じて、コーチを引き受けた。だが、チェスに没頭し、トップを競う日々は生活力を失わせ、人生を狂わせる危険性を孕んでいた。ブルースは、ジョシュが負け犬になることを恐れて、ボビー・フィッシャーのように芸術的なチェスの高みを目指させ、荒っぽいストリート・チェスの手法を禁じようとした。 ジョシュは父に連れられて国内各地のジュニア・トーナメントに出向き、連勝を重ねて行った。だが、心優しいジョシュは、対戦相手を敵として憎むことができなかった。やがて強力なライバルが現れると、ジョシュはその存在に怯えて集中を欠き、はるかに格下の相手にまで敗退してしまった。 ライバルに勝てずに苦しむジョシュを見て、母親のボニーは夫フレッドを責めた。反省し、ジョシュにチェスを止めてもいいと話すフレッド。だが、ジョシュは諦めていなかった。一度は仲違いしたコーチのブルースとも和解して、ジョシュは穏やかな心で全国大会に臨み、優勝を果たした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ボビー・フィッシャーを探して」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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