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ボルトアンペア(、VA)とは、皮相電力をあらわす単位である。 == 概要 == 電力をあらわす単位としては、交流、直流共にワット (W) である。直流において電力''P''は * * ''v'' : 電圧 * ''i'' : 電流 によって求められるため、電力の単位であるワットと電圧の単位ボルトと電流の単位アンペアの積であるボルトアンペアは同じものである。 交流では電圧、電流の瞬時値が共に常に変動するため、実効値によって表現する。負荷が単純な電気抵抗である場合、電圧の実効値と電流の実効値の積は電力と等しくなるように定義されている。 しかし、誘導負荷や容量負荷では位相に差ができてしまう。このとき、電圧の実効値と電流の実効値の積は負荷の有効電力(消費電力)とは異なる値となる。電圧の実効値と電流の実効値の積を皮相電力 ''S'' と呼ぶ。 * * ''V'' : 電圧の実効値 * ''I'' : 電流の実効値 この皮相電力は実際に消費される電力とは異なるため、ボルトアンペアによって表現される。日本の計量単位令においては、「回路に1ボルトの正弦波の交流の電圧を加えるときに1アンペアの正弦波の交流の電流が流れる場合の皮相電力」と定義されている〔計量単位令(平成四年十一月十八日政令第三百五十七号) 別表第二 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ボルトアンペア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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