翻訳と辞書
Words near each other
・ ボーイング X-51
・ ボーイング XB-59
・ ボーイング スカイフォックス
・ ボーイング セントリー
・ ボーイング ビジネスジェット
・ ボーイング ファントムワークス
・ ボーイング221
・ ボーイング247
・ ボーイング2707
・ ボーイング307
ボーイング314
・ ボーイング367-80
・ ボーイング377
・ ボーイング40A
・ ボーイング601
・ ボーイング707
・ ボーイング717
・ ボーイング720
・ ボーイング727
・ ボーイング737


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ボーイング314 : ウィキペディア日本語版
ボーイング314

ボーイング314(Boeing 314)とは、アメリカの航空機メーカーのボーイング社が開発した、長距離旅客輸送用飛行艇である。1938年6月7日初飛行。12機が生産された。
== 概要 ==
ボーイング314は、元々大型爆撃機として製作されたものの実用化されなかったXB-15試作機の設計を流用し、飛行艇としたものである。主翼は高翼配置であり、レシプロエンジン4基を有し、3枚の垂直尾翼を持つ。最大74席(寝台仕様の場合50席)であり、当時としては「巨人機」であったが、巡航速度は290km/h程度しかなかった。そのため、昼間飛行して、夜は洋上に停泊する現在からすれば優雅な飛行をしていたのが特徴であった。
アメリカのパンアメリカン航空が6機の発注を行い、生産が開始された。1939年より引渡しが開始され、6機の追加を含めて、12機が生産された。大西洋太平洋の横断航路で運航されたが、第二次世界大戦が勃発すると、イギリスの英国海外航空にも3機が転売された。また、C-98の名称で、アメリカ陸軍航空軍に4機が徴発されている〔第二次大戦米陸軍機全集 航空ファンイラストレイテッドNo.74 文林堂 1994年 P118〕。この4機は、後に海軍でも運用された。
英米両国の長距離人員輸送に活躍し、1943年にはカサブランカ会談参加のためアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトが搭乗するなど、歴史的に有名な機体のひとつになった。しかし、戦後になると大戦中に飛躍的に進歩した陸上型4発輸送機に役割をとって代わられ、1946年には退役し、1950年までにスクラップになってしまった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ボーイング314」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.